06/30/2009

呼吸しながら

とってもごぶさたしてしまいました。
1月以来、約半年ぶりに書いています。中埜です。

去年の書き込みペースは季刊誌並みでしたが、今年はさらにすごくって、このままでは年賀状の次は暑中見舞といった感じになってしまうところでした。

こんなワガママペースにもかかわらず、時々このページを読んでくださる方がいるのはうれしいことです。先日も、大学時代の友人から10年ぶりくらいのメールがきて、とても懐かしい思いがしました。

何か書けないような事情があったのかというと、そうではないです。
これからは、あまり気負わないで、もうちょっとペースを上げて書きたいと思います。

さて、福井芸術・文化フォーラムでは事業のひとつとして、アウトリーチ(芸術文化の普及活動)に力を入れています。この秋に、この活動の一環として、私のごくごく地元の公民館で落語会を開催することになりました。これは私にとってちょっとした、感慨深い出来事です。

こういう話題のときにはいつも書くことなのだけど、私は高校の学校祭ではじめて舞台に興味を持って、その後東京に出て演劇を始め、それからまた地元に戻って舞台芸術の仕事に携わらせてもらっています。そのご縁のなかで、今回、それこそ、こういう仕事に興味もなかったころから知っているような、ごくごく近所の公民館で仕事が出来るというのは、なんとも不思議な気分です。

この夏は職場のスタッフにも入れ替わりがあったり、携わっている会館のあり方についても動きが見えてきたりして、ちょっとおもしろくなってきました。また、いろいろ書いていきたいと思います。

よしださん。
遅ればせながら、お子さん、おめでとう。
3月8日の書き込みはなんかとても良かったです。呼吸のはなし。実感があるというか。読むほうも、なんか清々しく、すーっと読むことができました。呼吸しながら。

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05/13/2009

国民栄誉賞を観劇する

平日の昼間に久々に観劇。
よしだです。

公演2000回記念を少し前に達成した帝劇「放浪記」へ。
父と母と、そして兄と、会社スタッフの親族数名と、なぜか大勢を引き連れての観劇。
小説家林芙美子の生涯を、若い頃から老いゆくまでの全てを89歳の森光子が演じきる所が単純に文句なしにすごかった。です。

圧巻はカーテンコール。
舞台上は森光子ひとり。
他の共演者は一切出てこず。
無音の中、舞台中央に正座した森光子が、ゆっくりとしたお辞儀のあと、本当にゆーーっくりと客席を数分かけてなんともいえない表情で見渡す。そして、再びゆっくりとお辞儀。

こういう空気・空間はつくろうと思ってもつくれない。
そういうものに、もっとも人は感動する。
と断言しても良い位のラストでした。

なかのっさんへ
なんかログインの方法が変わるみたいやね?
分かる?


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03/08/2009

仕掛けることが大事なのではなく

こどもができました

生まれてきてからの生活をあまり想像できていません
でしたが実際生まれてきてみてたしかにあまり想像で
きるものではないことが分かりました

知らず知らずのうちにこどものことを考えている時間が
できてその分こどものいなかった頃の生活を考えると
今と一気に変わっていることに驚きつつもはやばやと
自然になじんでいる


仕事の方では 昨年~今年春にかけて同業他社が
いろいろと新たな展開を仕掛けてきています
一方うちはといえば
スタッフの増強(計11人になりました)以外はここ1年
ほど落ち着いた動きをしています

といっても 別にこのままでいい と思っているわけ
ではなくむしろ真逆で今期は前期の倍 来期はさら
に倍 の売上目標を立てて
日々いろいろと考えをめぐらしています

創業から早5年
いろいろと それこそ思いついて良かれと思った事を
片っ端から試して挑戦してきましたが これからはた
だ「仕掛ける」だけではなく5年後10年後を見据えて
「本当に必要とされるものは何か?」
をもっと深く掘り下げて考えて日々進んで行きたいと
思っています

こどもができたから かは分かりませんが
会社についても 時間についても 演劇界のこれから
についても「大切にする」ということの定義が自分の中
でなんとなく変わった気がしています

「育てていく」という言葉への認識が深まったというか
久々やのにえらそうです
すみません


気づいたら句読点を一切使わずに文章を書いていました
誰かが「句読点は呼吸」と言っていました
じゃあ呼吸してないのか?
いや逆に ずっと呼吸しながら文章を書いた気分です

句読点の位置だけじゃなく
文中でも呼吸できるような

これもこどもができたからなのか?


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01/08/2009

2009

こんにちは、中埜です。
新しい年を迎えましたね。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

更新の間がだいぶ空いてしまいました。間が空きすぎて、ここには何を書くべきなのか、ちょっとよくわからなくなってしまったほどです。
それでしばらく考えてみたのだけど、ここに手紙という形で書いているこの文章は、自分の行動や活動の方針を前もって宣言したり、あるいは後で解説したりというものなのかなと。
誰しも自分の行動や活動の実際というのは実生活の中にあるけど、その理由づけや動機あるいは反省というのはそこからちょっと隠れたところにある。そのちょっと隠れ気味のそれをまったくオモテには出さない方法もあるだろし、もっと直接的に実生活の中で人に示したほうが良い場合もある。ここに書いているのはその中間くらいのことで、あえて人に直接示す必要はないけれど、自分の中にしまっておくにはむず痒くなってしまうことを書いている。・・なんか、ややこしくなってきたね。

さて、吉田さんが書いた「transit」という言葉と、その前に自分が書いた「あと5年後くらいに」という言葉が、今になってようやくつながったのでした。もしかしたら相当鈍感かも知らんけど。「あぁ、いま自分はtransitな時期なのね」と。作品づくりの話だけでなく、フォーラムでの仕事にしても、こういう方向でこのあたりに行きたいというポイントは(ある程度)見えている。しかし、すぐさまそこに行けるわけではなくて(それは予算的なことだったり、環境的なことだったり)、そこを目指すにあたっての過程をきちんと通らないといけなかったりする。それを投げ出さないでやれるかどうか、この1、2年はそういうことがポイントになってくる気がします。まあそんなわけで、新年度の事業企画の立案に悩んでおります。

あと、今年は運動および減量に取り組みます。それとお寺関係ではある資格を取りに行きます。そのほかの目標は順次。

週末にかけて寒くなりそうやね。東京でも雪になるとか?あたたかくしてお過ごしください。

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11/09/2008

transitな関係、、、久々に使った。

木曜日、ナカノさんが東京へ来ていたので、東中野で飲みました。その後はいつものカラオケへ。

ナカノさんが東京に住んでいた頃、二人の話題はほぼ全てが芝居に関わることで、お互いのプライベートなことすらほとんど話さなかった記憶があります。
しかし最近は、プライベートというかお互いの生活環境についての話題がほとんどを占めるようになっていて、自然と逆転している事が冷静に考えると不思議な気がします。

かと言って、プライベートな話題を話さなかったあの頃はよそよそしかったわけではなく、プライベートな話題ばかり話すようになったこの頃も別段関係が変化したわけでもなく、そう考えるとさらに不思議な関係やなぁと思います。

変わらない関係。
各々は、5年前と比べて周りの環境が大きく変化して、またその環境も時間も昔のように二人で共有する事は一切なくなり、極端に言えば、立場的にも住民票的にも、あの頃のナカノさんと今のナカノさんは別人で、私もまた同じくで。

理由を何となく考えてみると、それは我々の作品のタイトルにも使った「transit」な関係やからかなと思います。
「何かが終わって、また何かが始まる。その最中にいた。」
劇中にたしかそんなようなセリフがあった気がするけど、まさしくその時間にいる気がします。
「作家」と「演出家」という関係で共に過ごした時間が終わり、けれど、また始まる時が来る。
自分で、リアルに体現するとは思わんかったけど、なかなか楽しくていい時間やな、って思います。

久々の更新なので、なんか力が入ってしまった感がある吉田でした。


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10/01/2008

あと5年後くらいに

なかのです。10月です。随分と涼しくなりましたね。少し寒いくらい。夏、あんなに暑かったのに。

このブログが続いている4年半という年月は、そのまま、私たちが東京と福井に離れて暮らすようになった年月でもあります。もう4年半になるんやね。その間自分の意識のなかでは東京とつかず離れずの距離感でいたつもりなのですが、先日東京を訪れた際ちょっとした変化がありました。それは、住んでいた頃から気に入ってよく食べていたあるお店のカレーをあまり美味しいと感じなくなったこと。自分の味覚が変わったのか味が落ちてしまったのか、よくわからないけれど、東京を今までより少し遠くに感じた出来事でした。

まあそれはともかく、これからも、舞台の下見や打ち合わせなどで時々上京するので、そのときはよろしくお願いします。

舞台や演劇で「何」を表現したいのか。そう問われると、私の場合はどちらかというと、「何」というよりその手法にこだわってきたタイプなのだろうと思います。いま振り返ると、比較的人生経験の少ない20代にいったいどれほどのものを表現できたのか、あるいはしようとしていたのかと、いまでは恥ずかしい思いのほうが強い。でも、演劇の現場にいることで、演劇的知というか、演劇を通したモノの見方というか、一種のよりどころというか、そういうものを得られたことは自分にとっての大きな収穫だったと思っています。

30代の人生を経て、あと5年後くらいに、あらためて舞台作品をつくることは、いまの私の秘かな目標のひとつです。自分の子どもがその舞台を観たとき、どんなことを感じ取るのか。そんなことも想像しながら。

フォーラムの仕事のほうは夏からの慌しさや追われている感じからようやく少し落ち着いてきました。そろそろ来年度に向け企画を煮詰めていきます。

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09/06/2008

外から見た「演劇」

こんにちは。
最近、このブログの更新ペースに快感さえ覚えているよしだです。
まーいいよね?よくないけどね。でもまーいいよね?っていう快感。
数えたら2人でもう4年半もやってるで。

というわけで、最近の私ですが、朝とも夜ともなく、よく会社を出て色んな方々と会っています。
特に今週はもともと舞台をつくるためにできた団体(企業)じゃないけれど、「今、舞台をつくっている。」という方々と多く会いました。
化粧品関連IT企業の女社長、元ヤンキーの美容師さん、歌い手、映画・TVプロデューサー、名門女子大生、ダンボール彫刻家。
別に自分の中でテーマを決めてアポをとったわけではないですが、この1週間そういう出会いが続きました。

みんな舞台や演劇についての知識はあまりありませんが、舞台や演劇で「何」を表現したいかだけははっきり明確に持っています。
演劇手法だけにこだわって舞台を作るのではなく、「舞台」というのをあくまでひとつのコミュニケーションの場・手法の一つとして捉えているところにとても好感が持てます。

「カンフェティ」もようやく演劇業界ではある程度知られるようになりました。
しかし、4年前と今を比べて、演劇が一般の人たちにとって身近なものになったかと言えば、決してそうは思えない。
演劇業界の内側ではなく外側、外から見た「演劇」をもっと変革していきたい、その芯だけはブレたらアカンなって思います。

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08/12/2008

ゼネラルな感覚で、

毎日暑い日が続きます。

右足の骨折もだいぶよくなりほぼ普通に歩けるようになった7月下旬、今度は両目が結膜炎になりました。5月以来何かと病院通いがつづき、時には病院をハシゴした中埜です。結膜炎はかなり激しく、ピーク時には角膜にも炎症が起きてしまい、痛くて眩しくて目が開けられないほどでした。2、3日で落ち着くかと思っていた目の腫れも結局3週間ほどつづき、ようやく落ち着きました。生まれてこのかた一番包帯を巻き、目薬を差した夏になりました。次はどこをケガするの?なんて冷やかされたりしますが、勘弁してください。

吉田さんの「次の約束」という書き込みを読んで、昔自分が書いた「またね、」というエッセイをふと思い出す。当時書いていたものは今読むとどれもなんかこそばゆいものばかりですが、これもかなり。5年前の自分の思考、あるいは表現がこういう風だったとは、いま軽い衝撃です。当時なら、日時を決めない敢えての「またね」で次にまた会える日が偶然的にすぐ来ることにロマンチックを感じていたかもしれないけれど、そうだな、こんな風に日時や場所まで次の約束を決めるほうが、いまの自分の感覚には合ってるかも。

大人になった、あるいは歳をとったということか?

フォーラムの仕事と寺の仕事と家事・育児と。5年前とはまったく異なる毎日ですが、充実感を感じています。演劇のことだけを考えていればよい毎日ではなくなったけれど、私はいまのほうがよいと思っているし、面白いと思っています。なんというか、仕事だ生活だとあえて切り分けるのではなく、ゼネラルな感覚で、横断的に深めていければ、楽しんでいければ、というのが理想です。

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08/09/2008

次の約束

最近、人と会った時に、次に会う約束をするのが好きな吉田です。それも結構細かく。月日時、時には待ち合わせ場所まで。

最近の具体例だと、今年4月に「オッホ」から生まれ変わった「熱帯」制作の加藤さん・福田さんと8/5にうちの事務所でお会いして、次は8/29の夜に会う約束をしました。「またお会いしましょう」ではなく、「次は8/29の夜に●●で」と言ってお別れしました。

なかなかいいです。
それだけで、何かの一線を越えた感じがします。
やってみてください。

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07/20/2008

こだわり 固執

昨日はオフだった吉田です。
地元高円寺の公園で、私にしてはめずらしく2~3時間くらい、久々に何も考えずに空っぽのまま、噴水横のベンチでぼーっとしていました。

最近ちょっと落ち着き気味というか、もちろんやるべきことはやってるんやけど、何かただ日々追われている事を手際良く片付けていっているだけな気がして。
9月からカンフェティがさらに4ページ増になり、それに伴い新コーナーもスタートしその会議をしたり、演劇以外とのクロスジャンル化をより推し進めて行こうという動きも年末に向けて本格化している。もちろんこの積極性を大切に持続しつつも、でも何かこのままではいけないというか、単純に物足りない感じがして。

じゃあ具体的にそれは何なのか?
自問自答しても答えは出ず、たぶんこれはきまぐれな気分がそうさせているだけなんやと自己帰結しつつも、でもやっぱり思うのは「こだわり」や「固執」の欠如感。昔に比べてなくなったように思う。

そんなわけで、7月末に向かってそんな欠如感を埋める為に、演劇やアートという手法にとことん拘っている2つの劇団を観に行こうと思っています。

決して一般ウケはしないかもしれない、おそらく一般ウケなどハナから狙っていない、でもとことんこだわって作り込む。観客との握手の仕方がここまでシビアでストイックな劇団は、いまどき珍しくなったかもしれない。
今から楽しみです。


テラ・アーツ・ファクトリー
7/24~27『ジュリエット/灰』
新宿村LIVE

虚飾集団廻天百眼
7/26~28『エロスグロテッサアッパーグラウンドオペレッタ』
新宿タイニイアリス


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